二つのノートルダム寺院

キリスト教の社会では、復活祭(イースター)は
クリスマスと並ぶ大事な日です。クリスマスは、
イエス・キリストの誕生を祝う日であり、
イースターは、そのキリストが十字架に架けられ、
死んで3日目に甦られた(復活された)日だからです。
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3月10日、私は、パリ、ノートルダム大聖堂
訪れ、天国と地獄を表わす門をくぐり、大きなバラ窓の
ある聖堂の内部に入りました。
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写真で見たことがありましたが、実物を見たのははじめて。
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ステンドグラスの撮影は、だいたいにおいて失敗
することが多いのです。よほど精神を集中しなければ、
ならないのに、聖堂に入ったとたん、撮影はどうでも
いいや・・・という気分になってしまうのです。
その場に立つと、大きな力に圧倒されてしまうから
でしょう。
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上の写真は翌11日、隣国ルクセンブルグのノートルダム聖堂
で撮ったステンド・グラスです。
その日に、東日本大震災のことを知ったのでした。

ノートル・ダム(Notre Dame)とは、われわれのお母さま、
という意味。キリストの母である聖母マリアのことです。
カトリック(旧教)では、聖母信仰というものがあり、
聖堂の中によくマリア像が置かれています。


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上の写真の
中央部分を
くわしく見ると
キリストの
磔刑の図が
見える
















一方、プロテスタント(新教)では、
聖母マリアを特別に崇めることはありません。
また、イエス・キリストの磔刑の様子をリアルに描いた像を
見せるという発想がないので、美術的には
簡素な印象です。磔刑のキリストの姿を象徴するものとして
十字架が掲げられているだけです。

日本では、キリスト教の知識がばらばらに伝わって
いるらしく、一般のマスコミでさえ、用語がメチャクチャ
で・・・苦笑してしまうことがあります。
(ちなみにtamayam2は、プロテスタント(新教)信者。)
ご参考までに( )内の表現が、新教の言い方。

☆聖堂(教会)で、ミサ(礼拝)に、あずかります(出ます)。
☆説教をなさるのは神父さま(牧師さん)です。

外国人と英語で話すときにも、旧教と新教では用語が
違いますので、ごっちゃにしないようにしたほうが
いいです。こういう単語は、相手にとっては、精神生活
に関わる問題なので・・・(自身は無宗教だとしても)
相手の気持ちを尊重すれば、正確に話すことが
とても大事なことです。
by tamayam2 | 2011-04-24 00:10 | たび | Comments(12)
Commented by aamui at 2011-04-24 07:43
よく解る記事ありがとうございます 聖堂に入って写真など如何でも良いと思う気持ちよく解ります そこに意味があるのでしょうね お逢いした時言葉使い間違えたらごめんなさいね 
Commented by tamayam2 at 2011-04-24 09:31
☆ aamuiさん、
はは、それは大丈夫ですよ。でもTVや新聞で、用語が
めちゃくちゃだと、びっくりします。日本のキリスト教信者は
新旧キリスト教をあわせても1%に満たないのですから・・・
むべなるかな。キリスト教の中にも英国の国教会である
聖公会もあります。今週のウィリアム王子の結婚式を
TVで拝見するのが楽しみです。聖公会のことは、よく
知りませんので、用語についても無知です(*^.^*)
Commented by ふく at 2011-04-24 11:56 x
寮で卵に彩色したのを思い出しました。
みんなのドアにかけておくのでした。
四旬節には何かしらつらいことがあります。
今年は大きなことがあって、
うちでは松子さんが風邪を長引かせています。
お花ややわらかな風に助けてもらいましょう。
彼の地では水族館のオットセイたちが
活躍していましたね。
Commented by 寧夢 at 2011-04-24 13:07 x
ステンドグラスの撮影は、その大きさ、室内の薄暗さ、三脚を使ってもなかなか美しく取るのが難しいですね。
憧れのシャルトルを目指してたった一人で
パリから電車に乗って旅した20代、
セントシャペルの見に行くために、法務省に向かった日、
春夏眺めたノートルダム、懐かしく思い出しました。

ちなみに私は洗礼を受けていませんが、教会は新教でした。
(あ、大学もそうでした)
ただし、巡礼旅行はカソリックの方と共に回りました。
非常に勉強になりました。
(新婚旅行以来、もう10年以上海外の土は踏んでいません。
 ひたすら懐かしいです)
Commented by kimiko_shibata1 at 2011-04-24 13:37
イースターですね。
今年は随分と遅いイースターです。
夫が14日誕生日でした。それよりイースターがあとになるなんてあまりなかったように思います。
きれいに写されたステンドグラス・・・・・
静かな午後に拝見さあせていただきいい時間をすごしました。
Commented by tamayam2 at 2011-04-24 20:06
☆ふくさん、
そうですか。松子さんは、具合が悪いのね。4月下旬
とは言え、何かと不安定な気候です。お大事に
この時期を乗り切ってください。
>お花ややわらかな風に助けてもらいましょう・・・・そういう
 気持ちで見守りたいですね。
 ノーテンキな話題ばかりですが・・・できるだけ、お辛い人
 がニコッとしてくれるようなお話をと思い・・・・
Commented by tamayam2 at 2011-04-24 20:15
☆ 寧夢さん、
Bellaさんとお会いしたとき、寧夢さんのことも伺いました。
同窓でいらっしゃるのでしたよね。文系の方には違いない
のに、理系みたいなお仕事で・・・歌も詠まれるし。関西の
バリバリの名門校なのだろーなー。
私は新教なのですが、今回の旅行は、カトリックの人が
企画したもので、非常に勉強になりました。やはり、知識
をもって見るのと、ボーと眺めているのとでは、違います。
寧夢さんは、お若いときにたくさん旅行されたのね。
ヨーロッパを歩くには体力が要りますから、よかった
ですね。
Commented by tamayam2 at 2011-04-24 20:26
☆ kimiko_shibata1さん、
ご主人さまのお誕生日、心豊かにすごされたことでしょう。
今年のように遅いイースターですと、その後に続くキリスト
教の諸行事も遅れ(聖霊降臨節とか・・・)いろいろな休みが
あり、その上、7月になると欧州ではバカンス・シーズンです
から、いろいろな企画の時間調整に苦慮したものです。
西洋にはこういうキリスト教の暦やリズムが根底に流れて
いますので、面白くもあり、戸惑うことも多いのです。ふふ
Commented by dojou7 at 2011-04-24 21:21
tamayama2さんはプロテスタントでしたか。何となくそういう感じを持っておりましたが^^;
私は幼稚園から高校までず~~と日曜学校生活。中高はキリスト教系でした。聖歌隊でもありました^^; いろいろな行事、仲間と手作りで。

もはや数十年離れて久しいのですが。
Commented by wakorisa at 2011-04-25 10:14
ステンドグラスの美しさには 圧倒されてしまします。
かけらぐらいの小さなものでも 身近に置いてみたい、と思うけれど、
あの美しさは、場所や空気や歴史の重みみたいなものがあるから、
さらに美しいのでしょうね。
tamayamさんはプロテスタントの方なんですね。
私は中高がカトリック系の学校だったので、
神父さまと牧師さんと呼び方が違うのだけは知っていました。
それ以外はあまり知りません。恥ずかしいです(汗)
Commented by tamayam2 at 2011-04-25 22:42
☆ dojou7さん、
何となくミッションスクールの人って、匂いがあるのかしら。
この万事合理主義の世の中、理屈じゃ理解できない世界が
ある・・・ということを若き日に知るということは、そう悪くない
ですね。ウチの子供たちには、そういう体験をさせてやれなかった
のですが・・・やり直しができれば・・・とよく思います。ヨーロッパ
に住んでここは、古代、中世キリスト教を引きずっている社会だ
なあと感じました。(*^v^*)♪
Commented by tamayam2 at 2011-04-25 22:48
☆ wakorisaさん、
お久しぶりですね。お元気でよかった。あ~やっぱり!
私の勘では、お嬢様学校の出身かな~なんて思って
いました。今年は、大災害があったのですが、春になれば
花が咲き、相変わらず自然は美しいです。自粛ムードでは
ありますが、やはり自然を探訪せずにはおれません。自然
を観察しているとホッとします。夢が沸いてきます。お互い
元気でいましょうね。
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