ワースト 100

連日寒い日が続いています。雪が降ったり、雨が
降らないだけましですが・・・皆さまのところは
いかがでしょうか。
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先週、井の頭公園文化園で相思鳥(ソウシチョウ)という
美形の小鳥を偶然に見た。以前、 山歩風景のShibataさんの
Blogで見たことがあった。

この美しい鳥が外国からペットとして輸入され、カゴ抜けで
居ついてしまい(留鳥)、問題視されている鳥だと
知った。

小鳥ぐらいに目くじらを立てなくとも・・・と
素人は思うが、これが在来種のウグイズ、オオルリと
競合し、彼らの生態系を脅かす鳥なのだそうだ。

そう言えば、ウグイスはめったに見かけなくなった。
梅にウグイスではなくて梅にメジロだもんなぁ~

ソウシチョウ【相思鳥 ズスメ目チメドリ科
   Leiothrix lutea 中国、インド、ベトナム原産】
侵略的外来種ワースト100に入っており、ペットとして
飼うことも禁止されているという。
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12月に出かけた八重山諸島のどこでもかしこでも、
繁茂していた野草がこれ、タチアワユキセンダングサ
私の好きなチョウはこの花でよく吸蜜していた。
一見かわいい花だが、どんな荒地にでも逞しくはびこって
いるさまを見るにつけ、だんだんうっとおしい気持ちに
なる。
(植物には、罪がないのだが、あまりに頑丈なものは
かわいくないのね。)

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この野草は、ヒッツキ虫としても有名で、種が風車の
ような形状で、セーターやズボンに引っ付いてなかなか
取れない。これが、種を拡散させる戦術なのだ。
タチアワユキセンダングサ【立ち淡雪センダン草 キク科
     Bidens pilosa radiate  熱帯アメリカ原産】
これも侵略的外来種ワースト100のひとつ。

沖縄から石垣島まで飛んで、上陸するとき、乗客は、知らず
知らずのうちに緑色のカーペットの上を歩かされる。
そのカーペットには、本土から持ち込まれたくない病原菌
を殺菌する液がしっかり滲み込ませてある。こうして
小さな島々は防疫に神経を尖らせている。

逆に島から本土へ持ち込めないいくつかの植物もある。
紅色系のサツマイモやエンサイ(=空芯菜)という菜っ葉など。
また、下の写真のモミジバヒルガオもそこに付く
昆虫が本土に広がると困るので、持ち出しが
禁じられている。

屋久島に住むBloggerによれば、繁殖力が強く、海岸線
10メートルぐらい小屋も林もこの花が覆い隠してしまい、
恐ろしいほどの繁殖力だと書いておられる。
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私は、そういう事情も知らず、まあ、ペチュニアに
似た花だが、葉の形が違うようだ・・・きれいだなあ~
などと観光客ののどかさで撮影したのだった。
竹富島のたしか小学校か幼稚園の門のあたりが一面の
薄紫の花で覆われていた。

ちょっとその繁茂のようすが異常であった。
何ごとも適度な量を超えてしまうと、
ヒトは、不安な気持ちになるものだ。

モミジバヒルガオ【紅葉葉昼顔 ヒルガオ科
Ipomoea cairiea  熱帯アフリカ原産】
これはワースト100に(まだ)入ってはいないが、
沖縄以南の島々から本土に持ち込みが禁止されている植物
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by tamayam2 | 2011-01-16 21:33 | 日々のできごと | Comments(14)
Commented by school-t3 at 2011-01-16 22:52
相思鳥のことは耳では聞いていました。(テレビで)
こんな可愛い鳥なんですね。

ヒッツキ虫、外来種だったんですか。
これは実に迷惑。
モミジバヒルガオが群生していたら綺麗でしょうね~
でもダメなのね。
あの白い昼顔で懲りたのでダメなものはダメ、と分かります。
Commented by tamayam2 at 2011-01-17 10:21
☆school-t3さん、
一見非常に美しい鳥です。江戸時代から愛玩用として
飼われていたようです。神戸の中華街に住む華僑の
方たちが飼っていてそれが逃げて六甲山へ。関東でも
筑波山、高尾山などにいるそうです。なんとなく中国人が
好きそうな色です。蔓性の植物は、好きなのですが、
ちょっと油断すると手に負えなくなります。管理できる
範囲で育てるというのが大事ですねえ。
Commented by kanmyougama at 2011-01-17 11:26
鳥にも花にも責任はないのでしょうが、困り者ですね。
黄色い元気な花が行き酔いよく繁茂していて、
自宅に移植しようかな、思ったことがありましたがこてれも禁止でした。
それにしても可愛い小鳥ですね。

こんなに考えて見ますと植物も周りに多いですね。
Commented by kawazukiyoshi at 2011-01-17 13:53
鳥たちにも国境があるのですねー。
不思議な気もします。
ある種が絶滅する・・・・
難しい問題です。
でも
これだけは滅びて欲しくありません。
今日もスマイル
Commented by tabikiti at 2011-01-17 18:34
相思鳥
きれいな鳥ですね。
田舎の高知でも前は聞けたウグイスの鳴声をほとんど聞きませんね!

本来の日本人も絶滅危惧種になってるように思います~^^
Commented by tamayam2 at 2011-01-17 22:31
☆ kanmyougamaさん、
まったくその通り、植物や鳥には、なーんも責任はないのよね。
黄色いコスモスのような花は、オオキンケイ菊でしょう。北米原産
でいまやいたるところにあります。私、西洋から帰ってきたとき、
コスモスの新種かと思いましたもの。

社会の変化とともに自然も変化していることがよくわかり
ます。言葉も変化していてときどきちんぷんかんぷん・・・
ふふふ
Commented by tamayam2 at 2011-01-17 22:36
☆kawazukiyoshiさん、
そちらは、雪でしょうか?鳥はパスポートも持たず、国境を
あっという間に越えてしまいますね。幸せももたらしてくれます
が、鳥インフルエンザのような病気も運んできてしまいます。
そう、これだけは滅びたら困る・・・今日もスマイル。
ふふふ、先生らしくていいなあ。(*^v^*)♪
Commented by tamayam2 at 2011-01-17 22:39
☆tabikitiつぁん、
メスとオスを離すと、さびしがって鳴くのだそうです。
だから相思鳥。
え?
>本来の日本人も絶滅危惧種になってるように思います~^^
そうかもしれません。
文学に出てくるような、楚々たる美人とか。
気概のある男性とか。 ???
Commented by kimiko_shibata1 at 2011-01-18 21:06
こんばんは
七草の歌に「唐土の鳥が渡らぬうちに・・・」と・・・
ウイルスとは知らずともなにか悪い物が来る・・・と知っていたのですね。
とりにも災難、・・・

ソウシチョウ、単なる籠脱けではなくて、業者が売れなくて放鳥したとききます。
困ったことです。
葛がアメリカではモンスタープランツになっていますね。
初めは万博かなにかのイベントで持って行ったとのこと・・・

淋しくて鳴くとは・・・かわいいですが・・・
Commented by tamayam2 at 2011-01-19 06:35
☆ kimiko_shibata1さん、
相思鳥をめぐってはいろいろないきさつがあるのですね。
人間がよかれと思ってしたことでも、後から考えるととんでも
ないことをしたことになる場合もありますね。自然の法則が
読めないと・・・。2006年冬、ドイツの北部で鳥インフルエンザ
で騒ぎが起こったときに居合わせました。白鳥、カモなどが
被害にあいました。鳥には国境がないことを不安に思いましたよ。
Commented by 寧夢 at 2011-01-20 00:03 x
侵略的外来種ワースト100 どえらいワーストがあったもんですねぇ。

タチアワユキセンダングサ・・・ああ、この手のひっつき虫。
我が家の愛犬もよく草むらから持ってきて・・・毛皮が大変なことに。
(彼女が大往生してから1年が過ぎ、まだ新しい犬を飼っていません)

最も植物の方は移動するつもりもなく、
別のものにくっついて運ばれてきただけなのでしょうが、
種の保存の本能に基づいて、あちらでもこちらでも
旺盛な繁殖力で増えていくのは困りますね。
Commented by tamayam2 at 2011-01-20 10:32
☆ 寧夢さん、
お宅の愛犬にも?ウチのネコもなんだかたくさん種をくっつけて
帰ってきます。このごろ日本は、元気がない、ないと言われて
いますが・・・TVなどで見ていますと躁状態の話し方の人が多
いですね。あまり元気一杯なヒトは、ちょっと苦手です。ふふ
ベスト○○とかワースト○○とかセンセーショナルな言い方を
好まないのですが、偶々最近目にしたので、備忘のために・・・
Commented by Yozakura at 2011-01-21 13:56 x
Tamayam2様

> 梅に鶯ではなく、梅に目白----

 お説の通りであります。
 昨年4月は初旬、陽射しも麗かな朝、 地元住民御用達の「秘密の桜名所」へ出掛け、ベンチに腰掛けて染井吉野の枝の下で満開の桜を堪能していたところ、絶えて久しく聞いたことが無かった「鶯の初音(はつね)」が耳に入って来ました。

 ホォー、ホケキョ!ホケキョ!ケキョ!

 と、およそ数分間に亘り、涼やかな喉を震わせ、近隣にいた花見客が三々五々、携帯電話片手に、こちらの枝まで撮影にやって来た程でした。
 それまでは、ただの平凡な桜並木----無名であるだけに、人出も少なく、実に華麗な名所ですよ----だったのですが、俄に「鶯も囀る花の桃源境」と化したのです!!!

 そうです、今年も、それが楽しみです。お元気で。
Commented by tamayam2 at 2011-01-21 19:47
☆ Yozakura さん、
お久しぶりです。お名前がサクラに関係があるのですもの、
そりゃ地元の人だけが知っている、とある秘密の場所が
おありなのでしょう。いいですねえ。そういうセッティングで
本物のウグイスが鳴いたとしたら・・・それは贅沢な花見
というものですね。私は、もう何十年も、本物のウグイスは
見ていません。声は聞いたことがあります。まことにいい声
ですねえ。今年もどうぞよろしくおつき合いくださいまし。
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