ドイツの町(2) イップホーヘン

ドイツ人の友人夫婦は、大のワイン好き。しかも、ワインの
ためなら、ぶどう畑のある産地まで出向き、醸造元で味わって
から買うという徹底ぶりなのです。
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始めIphofenに行くと言われても、どの辺に位置するのか・・・
よくわかりませんでした。バイエルン地方の北西端、ヘッセン州
との境に、その小さな町 Iphofenがありました。
ヴルツブルグとニュルンベルグの間と言えばいいでしょうか。
地図上の赤い★。ケルン(緑の★)から300kmほどの地点です。
人口3,000人、ほとんどがワイン製造関係者という豊かでかわいい
町でした。町を昔の城壁がぐるりと囲み、一周しても一時間たらず
です。
上の写真:屋根の向こうに見える緑の斜面がぶどう畑。
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ドイツワインの産地は、川の流域ごとに大きく分類されます。
有名なモーゼル川、ライン川、我々が訪問したのは、
地図上では、中央のマイン川が東西にうねうねと続く辺り、
フランケン・ワインの産地です。瓶の形も細長ではなくて
偏平な丸い瓶なのです。ドイツでは、これ以上北には、ブドウは
生育できません。赤丸で囲まれた部分がドイツのワインの主な生育地
です。白だけでなく、赤もあり、いろいろ味わって
みましたが、とても香り豊かなワインでした。
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ぐるりと城壁に囲まれた町の四隅には、当然のことながら、
外敵を防ぐ城門があります。このRoedelseer Tor(門)は、
1455年に建築が始まったと書かれていました。
材木を組み立て、漆喰で塗り固める工法です。
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城壁の外側には、この町の歴史を示す看板がありました。
記録にある一番古い年号は、741年(8世紀)・・・
  ♪鳴くよウグイス平安京♪ 794年の50年ばかり前!
文字まで古いドイツ文字なので、読むのはた~いへん。

我々は、この町の大きな醸造所の経営するホテルに泊まりました。
ウェイトレスの女性はバイエルン地方の民族衣装を着てお給仕して
くれました。あいさつもGuten Tag! ではなくて、
Gruess Gott(グリュース・ゴット)とバイエルン方言でした。
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城の掘割に突き出した構造物・・・これは、昔の水洗式トイレ!?!
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教会の裏手にあった建物。窓が、三つの眼に見える・・・?
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翌日、我々は、町の裏手のブドウ畑の急斜面を登り、その奥の
森までハイキングしました。紫のブドウも緑のブドウもよく
実り、収穫の秋はもうすぐという感じでした。
この地方の中心地、ミュンヘンでは、オクトーバー・フェストといい
大きなワイン祭りじゃなくて、ビール祭りが開かれます。
(pfaerzerweinさん、ご指摘ありがとうございました)
じつは、10月というより、9月から始まっています。
ワインの産地ではワインフェストも・・・

ビール、ワイン好きの方は、ぜひ9月にお出かけください。
by tamayam2 | 2010-09-02 01:36 | たび | Comments(8)
Commented by pfaelzerwein at 2010-09-02 05:02
「オクトーバー・フェスト」はミュンヘンのビールですが、世界で最も大きなワイン祭りはバードデュルクハイムの「ヴルストマルクト」でゴールデンウィークに東京でも開かれましたね。

イプスホーフェンにも二十年前はワインを買いに行きましたが最近はとてもフランケンまで手が廻りません。
Commented by 寧夢 at 2010-09-02 06:22 x
いつか退職したらオクトーバーフェストに出かけるのが夢の一つです。
ドイツの方はハイキングが好きですよね。
お弁当持って、ちょっとした場所でくつろいで。

昔ながらの街並みが残る町々、やっぱり素敵。
日本は余りにも残らな過ぎ、残さな過ぎです・・・。
Commented by kanmyougama at 2010-09-02 09:49
ドイツのワインのふるくからの産地、産地の醸造元をたづねいて味わうこだわりですね。
焼酎のメーカを訪ねて<洟垂れ>を味わって、納得して好きになる・・・・
おコメも水も麹も・・・杜氏・・・も大事にしまのです・・・、
そんな感じを受けました。
フランケン・ワインの産地のワインを味わう旅行も作りたいです。
Commented by tamayam2 at 2010-09-02 10:59
◆ pfaelzerwein さん、
お久しぶりです。間違いを指摘してくださって、あり
がとうございました。急斜面のブドウ畑を歩いていると
pfaelzerweinさんのことを思い出します。こういうところ
を歩いていらっしゃるのかな~って。東京は異常気象で
したが、ドイツのワインの出来はいかがでしょうか。
ドイツの清浄な空気の中で飲むワインの味わい・・・
塩味の効いたソーセージ類、たまりまっしぇん・・・
Commented by tamayam2 at 2010-09-02 11:03
◆ kanmyougamaさん、
kanmyougama さんは、焼酎党でしたね。醸造元を
訪ね、作り手を知って納得する味わい・・・いいですね。
お酒は、神様からの贈り物。大事においしいお料理と
ともに味わいたいものですね。やはり、パンとワインは
じつによく合うのだなあと思いました。
Commented by tamayam2 at 2010-09-02 11:07
◆寧夢さん、
そう、ドイツの人は、ハイキングが大好きです。
鳥の声も身近に聞こえますし、もう秋のキノコも
生えていました。私は、チョウや昆虫に眼が行って
しまうし。。。。彼らは、森の民なんだなあと感じ
させられました。木の名、野草の名もよくご存知で
歩きながらいろいろ教わりました。
Commented by asako at 2010-09-02 22:22 x
わはっ! この屋根、可愛いです! 仏様の半眼みたいです。びみょ~に厚ぼったい瞼は、日本人的? どんな人が住んでいるのでしょう。あそこから人の顔がのぞいたら、素敵! 涙が流れたりもするのかしらん?
Commented by tamayam2 at 2010-09-03 14:54
◆asakoさん、
本当に仏陀の半眼じゃろ?慈悲深い仏陀さまがなぜに
ドイツにおられるんじゃろ。こういう屋根は、ドイツの
北、デンマークに近いところでたくさん見かけました。
北欧スタイルかもしれません。
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