日本橋・熈代勝覧

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                      右上 米俵を馬で運ぶ
      左上:竹ざお売り      左下 旗に従う人の行列

    
熈代勝覧(きだいしょうらん)というのは江戸時代に
描かれた絵巻物です。

漢語の意味は、「熈(かがや)ける御代の
勝(すぐ)れたる景観」ということだそうです。
お江戸、日本橋周辺の江戸の町並みを後世に
残しておきたいという画家の情熱が伝わってくる
17mに及ぶ壮大な作品です。
文化2年(1805年)ごろの作。
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                     写真 ↑ 2010年4月8日
この長い絵巻物は、ベルリンの東洋美術館蔵ですが、
その複製を、東京・日本橋のそば、東京メトロ「三越前」
地下コンコースで、見ることができます。
コンパクト・デジカメで撮影を試みましたが、
上の照明が写りこんで成功したためしがありません。
あまりよい画像ではありませんが、その一部を
ご紹介します。

この中に登場するのは、88軒の店子、1671人の老若男女・・・
犬20匹、馬13頭、牛4頭、サル1匹、鷹2羽・・・と
いうことですよ。江戸時代のはつらつとした庶民の
息づかいが感じられ、わくわくしてしまいます。

近くを通られたら、ぜひご覧になってください。
江戸の庶民の暮らしぶりを見ると、
昔の人も今の人も同じ所で、たいして変わらない暮らしを
してきたんだナァと、いう気がします。
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現在は、何を運ぶのもプラスティック容器やダンボール。
当時の運搬容器は、カゴ、ザル、桶、樽、たらい
など、竹製、木製が主流でした。運搬手段は、馬、駕籠、
大八車のほかは、すべて人力に頼っていたのですね。
担いだり、転がしたり、馬の腹にくくりつけたり・・・。

写真左上:長持ちを担ぐ      右上:樽を転がす
   左下:魚をザルに載せる   右下:味噌桶を担ぐ
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by tamayam2 | 2010-08-11 16:14 | 日々のできごと | Comments(8)
Commented by ふく at 2010-08-12 09:10 x
6月に日本橋好きな友達に誘われて
川崎さんといういなせなお兄さんの
めぐりツアーに参加。
亀清楼、アイリス釦博物館、木下とんがらし店など
隅田川界隈の知る人ぞ知るお店を訪ね
下町情緒を堪能しました。
人形の吉徳でこういう絵を見せてもらいましたよ。
出店が3列並んで相当の賑わいだったようです。
「うちの前が」って江戸に生きていた方のような
有名人形鑑定家さんのお話もおもしろく
また来たいと思いました。
スカイツリーものびてきましたしね。
Commented by babakzk9271 at 2010-08-12 09:18
いつもコメントありがとうございます。
前からネコちゃんが気になっていました。
↓ に書いてある通りにしてメモ帳に貼り付けました
ありがとうございました。
Commented by tamayam2 at 2010-08-12 13:47
◆ふくさん、
下町の江戸の老舗めぐりですか。いいですね。やはり
知っている方に案内してもらわないと、見落として
しまいますね。この絵巻物には、昔の三越も出てくる
ようです。わたしゃ、どれがどれだかわかりません
でしたが・・・三越は、越後屋だったか、呉服屋の
大店ですよね。

Commented by tamayam2 at 2010-08-12 13:49
◆ babakzk9271 さん、
まあ、ウチのMaukieの仲間がまた一匹増えて
うれしいです。万が一、いなくなっても、探す手がかり
が得られますし。どうぞ末永くかわいがってやって
くださいまし。
Commented by kanmyougama at 2010-08-13 09:49
江戸情緒を描き残した絵巻の凄いこと・・・作家の心意気を感じます。
テーマを持ってみたら本当に面白そう。
今回の「運搬の様子・・・・」のように

「日本常民生活絵引き・・・・」というのがありますが
面白いです。
Commented by tamayam2 at 2010-08-13 13:17
◆ kanmyougama さん、
作者は、1671人のいろいろな仕草を描き込んで
います。みな観察して描いたのでしょう。どれも
これも生き生きとしています。漫画みたいですね。
>「日本常民生活絵引き・・・・」まさに常民の
暮らしぶりが見えてとても面白いのです。歩きながら
見ているヒマ人は、私ぐらいのもの。ぜひ皆様に
お知らせしたくて。
Commented by あんず at 2010-08-13 18:28 x
お江戸庶民の様子が伝わってきますね~。
作者はきっと、後世に残そうなんてことを思って描いたわけではなく
自分の大好きな江戸の市民や動物たちの暮らしを描いただけなんだろうなぁ~ という気がします。
時代劇でしか知らない世界・・・しかも時代考証とかめちゃくちゃなものもあるらしい・・・
そんな「昔」のことを「懐かしい」ような気分で見ている事ってありませんか?

先日、細川家所蔵の「富士山」の絵をちらっと見たのですが、
江戸の街から富士山を見てみたい と思いました。
Commented by tamayam2 at 2010-08-13 20:02
◆あんずさん、
>自分の大好きな江戸の市民や動物たちの暮らしを
 描いただけなんだろうなぁ~・・・・あ、それが
 正解でしょうね。まるで、漫画のようなタッチ
 ですから。楽しさが次から次へと湧いてきたん
 でしょう。

江戸の町も高層ビルが無い時代には、どこからでも
富士山が見えたことでしょう。富士見町はあちこち
にありますもの。
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