やっと出会えたオオムラサキ

9日、梅雨空の中、信州で出かける途上、北杜市の
オオムラサキ センターへ立ち寄った。ここに
訪れること4度目。今回、やっとオオムラサキが
羽化している姿、飛翔している姿を見ることができた!
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この日は、あいにくの小雨。
館内は、天井がネット張りなので、雨が降りこんでいる。

羽化したばかりのオオムラサキが羽を乾かすためか、
一瞬開いてくれることもあるが、羽を閉じたままが多く、
その特徴的な紫の輝きを見ることがむずかしかった。
これが、♂ 
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♀は、やや大ぶりで、全体的に黒っぽい。紫色は見られない。
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これは、羽化しかかっている個体。数時間かかるそうだ。


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幼虫の食草は、
エノキだけ。











係りの人は、「ムーちゃん」と呼んでいて、顔を見せてくれた。


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何万という卵の中で「ムーちゃん」が、成虫になって
飛びたてるのは、数パーセントにすぎない。

オオムラサキは、国蝶で、九州から北海道まで生息すると
いうことだが、幼虫の食草、エノキがあって、成虫が樹液を
吸うというクヌギやコナラなどの広葉樹がそろっている
環境はだんだん少なくなっているみたい。

山梨県は、蝶にとっていい環境が備わっている貴重な場所なの
かもしれない。

このセンターは、1995年に旧長坂町が開設した。その後、
長坂町は、北杜市に吸収された。いいセンターなのに、
赤字が続いていて、いま事業主を公募しているという。
いい事業主が見つかるといいなぁ。

このセンターに行こうとして、カーナヴィで検索して
ちょっと苦労した。私の古いカーナヴィには、北杜市
が登録されていない。長坂町はある。
結局、私が行きたい場所は、カーナヴィによると、
「びばりうむ長坂」 という場所であるらしい。
びばりうむ って、いったい何?
後で調べたら、vivariumとは、生物を生きたまま、
自然に近い環境で飼育している育成地という意味だった。
(山梨の方は、ずいぶん命名にこだわりがあるようね。)

aquarium(水族館)、sanitarium(結核? 療養所)、
terrarium(植物栽培用のガラスケース)と同じ~rium
がついている。
by tamayam2 | 2010-07-11 07:50 | たび | Comments(6)
Commented by ふく at 2010-07-11 17:48 x
ヴィヴァリウムって
Tamayam2さんがいくつか
教えてくださっている内外の自然博物館
のような物ですよね。
すぐわかる人があるのでしょうか。
ほかに適当なネーミングはなかったのかしらねほんとに。
リウムつながりでご紹介しちゃうと、
篠田節子さん「アクアリウム」ずいぶん以前に
読みましたがおもしろかった。
よろしかったらどうぞ。
娘婿のお仕事仲間なのでちょっと宣伝。

Commented by toti51 at 2010-07-11 19:07
オオムラサキはやはりかなりきれいですね。
青が入るのはオスだけなんだ。メスは地味ですね。
森がオオムラサキを育てる環境に続いていってもらいたいものです。
Commented by tamayam2 at 2010-07-11 21:27
◆ふくさん、
このごろ正体不明なカタカナ語が多いから、その類かと
誤解しましたが、vivariumは立派な意味を持つ言葉でした!
命名した人は、立派なヴィジョンがおありだったようですが、
こういう施設は純粋に学問的に造ってはよくなくて、地元の
いろいろな人の要望に応えていくと、どうしても子供の昆虫
採集のお手伝い、子供のリクリエーションの場という路線に
ならざるを得ないようです。中途半端なのです。
篠田さんのご本の紹介ありがとうございました。
読んでみようかな。
Commented by tamayam2 at 2010-07-11 21:31
◆toti51さん、
自然界は、だいたいにおいて男性のほうが美しいです。
女性は出産のあとは死んでしまうのね。
昆虫の命は短いですね。この幼虫の卵は、枯れ葉などの下
で厳しい冬の寒さの中で生き残るのです。山梨県は、盆地で
夏は暑く、冬の寒さはかなり厳しいですのに。
Commented by kimiko_shibata1 at 2010-07-12 07:00
おはようございます。
オオムラサキ、美しい蝶ですね。
私もオオムラサキが飛ぶと言われている森のエノキに毎週寄るのですが・・・
今はもういないのでしょうか、会えないのです。

ムーちゃんが愛らしい!
Commented by tamayam2 at 2010-07-12 08:11
◆kimiko_shibata1さん、
お宅の近くにエノキの生えている森があるのですね。
私は、オオムラサキが自然の環境で生息している姿を
見てみたいのですが・・・なかなか難しいですね。
家の庭のサンショに毎年卵を産み付けるアゲハが今年は
1匹も来ないのです。どうしてかな~と案じています。
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