行田市 古代ハスの里

3日、朝のニュース番組の中で、行田市の古代ハスが
見ごろを迎えたことを告げていた。

行田(ぎょうだ)市は、埼玉県の北部、人口9万ほどの町。
古代ハスと言えば、大賀バスが有名だが、こちらも20世紀
になってから、古代の種が建築現場から発芽した。
推定1400年~2000年前からこの地で眠っていた種。
市の郊外の古代蓮の里には、約10万株の蓮沼が
広がっている。
c0128628_7263220.jpg

極楽浄土という言葉があるが、仏教に縁の乏しい私の脳裏
にもそんな古めかしい言葉が浮かんできた。
なんだかこの世のものとも思われないような、精巧にできて
いる作りもののような花の美しさ。


c0128628_7274967.jpg











c0128628_7283372.jpg












花は4日間咲いて散り、その後、中央の蜂巣のような花托
を突き立てる。蜂巣(はちす)転じてハスになったと
言われる。
c0128628_729348.jpg

葉も、つぼみも、花びらも花托も種も・・・どれも造形的に
美しい。
c0128628_7293522.jpg

ハスの花の神秘的な美に見とれてしまった。

このハスの里の近くに、さきたま古墳という古墳がある。
「さきたま」は、埼玉と書く。忍(おし)城という城
があり、埼玉県の歴史の原点のような古い町だ。
昔は、足袋(たび)の生産地だった。
c0128628_7301594.jpg

せっかくのハス沼なのだが、道案内が乏しく、県外から
の見物客には、少々不案内だった。
道が複雑なつくりになっているのは、城下町のせいで、
敵の侵入を防ぐため、意図的にそうした造りになっている
というお話だった。なるほど、そうだったのね!
c0128628_7373093.jpg
by tamayam2 | 2009-07-05 07:33 | たび | Comments(8)
Commented by ふく at 2009-07-05 13:21 x
目もあやな…。葉っぱのしずくさえ。朝早くでなくてもだいじょうぶなのかしら。いたるところに袋小路という例の町並み、迷うのも一興という日でしたね。
Commented by 寧夢 at 2009-07-05 13:38 x
蓮と聞くと、この季節「象鼻杯」を思い出します。昔の人って優雅な遊びをたしなんだものですね。この季節の蓮の露も、蓮の葉のお酒も心の中を清めてくれるような気がします。

ほんの少しご縁のあった埼玉、草加に3年住んでいました。(大阪と行ったり来たりの生活でした)埼玉の語源には色々ありますが「幸魂(人の身を守ってくれる神の働き)」というものが、気に入っています。
Commented by tamayam2 at 2009-07-06 10:03
◆ふくさん、
上野 不忍池のハスはもうたくさん開花したことでしょう。
でも、あそこでは、近づいて写真がとれそうもなかったので、
行田に出かけました。西洋の花もあでやかなものがあり
ますが、ハスの花は、東洋のお姫さまですね。見直し
ました。
Commented by tamayam2 at 2009-07-06 10:11
◆寧夢さん、
「象鼻杯」という言葉を初めて聞きました。ハスの葉の中央に
穴を開けて茎の先端から酒を飲むのですね。まあ、なんと
風流なことでしょう。ハスの葉が大きい杯で、ハスの茎が
ストローのような役割・・・関西の万博公園で朝の行事に
なっているとか。飲んだ方の話では、かすかにハスの
香りがするそうです。飲んでみたいですね。
埼玉が、幸魂の意味もある・・・このことも初めて知り
ました。いろいろありがとうございます。友人で埼玉、埼玉
とお国自慢する女性がいて、またダ埼玉か!なんて
からかっておりましたが、深く反省・・・失礼しました。
Commented by kanmyougama at 2009-07-06 14:51
  >古代の種が建築現場から発芽した。
推定1400年~2000年前からこの地で眠っていた種・・・・・・。
なんだか気が遠くなるような話。でもうれしくなりますね。
命のかけらが眠り続けて、ある日突然目覚める・・・。
SF見たいですが、現実ですから、ずっと後ほど僕の分身が僕そっくりに現れないともいえない・・・。
生命の脅威です。
ハスの<極楽浄土>のイメージは、最近やっとなくなりました。。
Commented by tamayam2 at 2009-07-07 05:53
古代ハスから、ロマンティックな夢が見られます。
お孫さんの訪問、野菜作り、雑草抜き、制作・・・・
忙中にかわいいバレリーナさんが来てくれましたね。
いいなあ。うらやまし・・・(指をくわえるタマヤム)
Commented by あさこ at 2009-07-07 15:53 x
うつくし~~。泥のなかから、こんな清らかなものが生まれるので、いっそう感動するのでしょうね。これ、いつか作品に取り入れたいです。
Commented by tamayam2 at 2009-07-08 04:24
◆あさこさん、
おたくのご本の表紙の絵は、季節感があり色づかいが
素敵ですね。和風の味もありますし。私は、西洋で
このような大輪のハスを見たことがなかったので、
本当に感動しました。大賀博士の有名な話、行田の
ハスの種の話・・・これは作品になるかもしれませんね。
<< 覚えきれません 上野動物園 その2 >>