上野動物園 マダガスカル館

7月になりました。
東京地方は、雨がちのくもり空・・・どうもこうもならない
ような優柔不断な空模様です。

5月末に訪問した四国、愛媛県では、水不足で夜間の断水を
余儀なくされているとか・・・。
一方、九州地方では、急に大雨が降って困っているとか・・・。

21世紀の現代でも、人々は、雨の量すらコントロールすること
ができません。雨が降らないと言っては雨乞いをし、
大雨が続くと言っては、困り果てています。

夏休みが始まる前の、うっとしい一日。こういう日には、
動物園へ行くべし・・・と天の声がささやいたので、
上野動物園、西園の両生類館と5月に開園したマダガスカル館
出かけてきました。


(うん~、上野動物園は、ウン十年ぶり。子供が小さいときに連れて
行って以来です。動物園は、汚い、クサイなどという
固定観念があったのですが)


さーすが、上野です。
管理のレヴェルも一段と向上し、気持ちのよい半日を過ごす
ことができました。

両生類館で見た、めずらしい中米のカエル。
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【マダラヤドクガエル(ヤドクガエル科)】
英語の名は、
Green & Black Poison Frog (緑と黒の毒ガエル)
小さいけれども毒を持っているようです。怖い!
上野動物園 マダガスカル館_c0128628_2059248.jpg

もう一つの緑と黒のカエルは、ただ平べったく伸びきって
おり、体の輪郭すらわかりませんでした。愕きすぎて、
名を記録するのも忘れました。
眼光鋭く、私を見つめておりました。中央の眼がわかりますか?
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西園のあたりは、不忍池(しのばずのいけ)の一部で、一面が
蓮池になっているのですが、その中の浮島に、マダガスカル島でも
大きい哺乳類、ワオキツネザル
(キツネザル科 Lemur catta )が放し飼いにされている。
★ワオとは輪尾という意味だそうだ。しっぽがシマシマなのです。

★マダガスカルで最大のキツネザルは体長150cmもある
  インドリなんですって。
マダガスカル島に詳しい読者から
★の部分、教えていただきました。 ありがとうございました!
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かなり遠くからではあるが、親子が4,5頭、毛づくろいを
したり、戯れている姿を観察することができる。
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檻のない自然の飼育の仕方が好もしく、見学者はゆったりと
した気持ちで、動物のほほえましいしぐさを観察しては、
頬をゆるませている。黒白の段だら模様の長い尾を体に
巻きつけるようにして背負おうとしている。動作が面白く
見ていて飽きない。

上野動物園は、以前よりも格段と進化しており、国際的な
レヴェルに達していると思うけれども、HPは、お粗末で、
何がどこで見られるか全く不案内だ。

マダガスカル館という建物は無いので、
”アイアイの森”という建物と、”レムールの森”
を探してください。
レムールとは、フランス語で、キツネザルのことだそうです。
私のような無教養な老人が迷わないようにしてもらいたい
なあ・・・。
by tamayam2 | 2009-06-30 21:09 | 日々のできごと
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