再び 上高地へ

夏が本格的に始まる前に、上高地へ行きたいと思っていた。

11日は、雨。うぁ~、ついていないなぁ・・・とぼやきながら、
計画どおりに現地に到着。
翌日は、爽やかな晴天。幸運の女神がやっと微笑んでくれた。
本当に山の天気は予測がつかない。
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上高地の定番の写真だが、山の稜線に残った雪がきれいな
自然の模様を形づくる。
この風景を目の前にすると、人はみなその神々しさに沈黙して
しまう。6月中にぜひ来たかったのは、この残雪を見たかった
からだ。

3000m級の高山から流れ出た雪どけ水が、轟々と音をたて、
上流から押し寄せてくる。梓川の中ほどに倒木や逞しく根付いて
いるケショウヤナギの若木が見える。

今回見た植物はたくさんあるが、出会ってうれしかったものを
いくつか記録しておこう。


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イワカガミ 
イワウメ科】
葉がピカッと光って
いるので、鏡と言う。

丈わずか10cm
ほどの小さな
植物で、
岩の高いところに
群生していた。

徳本(とくごう)峠で。







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エゾムラサキ ムラサキ科】勿忘草の仲間だが、いま盛りなの
か、あちこちで見かけた。

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【ツマトリソウ サクラソウ科 】
妻とり草ではなく、(着物の)褄とり草ということだ。8つに裂けた
花びら状のもの、中央に黄色のしべが見え、端正な小型の花。
湿地でたくさん見た。

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ゴゼンタチバナ ミズキ科】
高さが5,6cmの小さい植物。秋の真っ赤な実は見たことが
あるが、白い花は初めて。



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テガタチドリ
 ラン科】

ウェストン碑の
そばで。















上高地は、自然環境を守るため、マイカー規制をしている。
空気がきれいで、手厚く保護されているためか、どの植物も
生き生きと輝いて見える。囲いの中で植栽されている植物園の
植物とは別の活力がある。しかし、昨年見かけた花々で、今年
見つからなかったものも幾つかあった。
by tamayam2 | 2009-06-16 06:26 | たび | Comments(12)
Commented by ふく at 2009-06-16 09:26 x
どれも名前が!!葉っぱが鏡とか褄を取って歩く粋筋ののお姉さんとかよくも名づけたりですね。姿もほんとにすてきで。遠くを見遥かし足もとに目を凝らし忙しくものんびり観察してるのかな。
Commented by tamayam2 at 2009-06-16 09:54
ははは・・・>>遠くを見遥かし、足もとに目を凝らし・・・ご明察!
いつもキョロキョロしておりますです、ハイ。特に、こういう花は、
大変小さいので、うっかりすると見過ごしてしまいますので。

イワカガミは高いところでしたので、岩を2mほどよじ登りました。
地面に落ちている穂のような花殻や果実を見て、高い樹木の花の
存在を知ることもあります。
Commented by 寧夢 at 2009-06-16 10:31 x
残雪・・・。こういう景色なのですね。ありがとうございます。
そして、めったに見ることの無い花々。
うつむき加減にはにかむ花も、パッチリ空を見上げている花も美しい。
プチ旅行気分になりました。
Commented by kimiko_shibata1 at 2009-06-16 19:49
こんばんは
憧れの上高地ですね!
なかなか行けません、ここで拝見できてとっても嬉しいです。
夕方のNHKのニュースでも放送していました。

花たちは一段ときれいいですね。
きれいな空気と厳しい環境がそうさせるのでしょう。
盗掘はとても残念ですね。
山でキンラン、ギンランを見つけて二日後に連れ合いを案内したら見事に無くなっていました。

お天気もよくて良かったですね。
Commented by credenza at 2009-06-16 23:36
山肌に残る雪がなんとも言えず綺麗な模様になっていますね。
高山植物も可愛らしい。
これから梅雨に入ると、ちょっとお散歩撮影が厳しくなってしまい、残念です。
Commented by kanmyougama at 2009-06-17 13:40
>3000m級の高山から流れ出た雪どけ水が、轟々と音をたて、
上流から押し寄せてくる。梓川の中ほどに倒木や逞しく根付いて
いるケショウヤナギの若木が見える。
大きな流木が流れてきているのは印象的な光景です。
木々の萌える若葉が初夏を思わせますが、雪渓は雪山そのもの、
河童橋から対象池まで・・・・野草や野鳥を楽しむのもいいですね。
ぐったり成って宿に帰りました。
Commented by tamayam2 at 2009-06-17 19:10
◆ 寧夢さん、
お仕事、おいそがしそうですね。慣れた仕事だからなんとか捌いて
行くけれども、どんどん時間が過ぎてゆく・・・そういう気持ちはよく
理解できます。私は、山の名前とか聞いてもすぐ忘れちゃうのですが、
ただこういう山を見ると幸せな気分になります。雪形と言って、地方
によっては残雪の形を見て、種蒔きとか農作業を始める時期を決める
こともあるようです。いつも同じ角度から山を眺めている人には、
時計のようなものなのですね。ふふ
Commented by tamayam2 at 2009-06-17 19:25
◆kimiko_shibata1さん、
お宅は、日光の植物園がお近そうで、うらやましいです。
さて、野生ランは、盗掘の被害に遭うようですね。私も昨年見た
場所で全然見つかりませんでしたよ。
落葉やドングリすら拾ってもいけないのにぃ・・・。
長野県の山野草を売る所では、たくさん売っています。このごろは
バイオテクノロジーでいくらでもコピーが作れる世の中になり
ました。こういうのがいいことなのかどうか・・・・ムムムですね。
Commented by tamayam2 at 2009-06-17 19:29
◆ credenzaさん、
江戸情緒あふれるお祭りは、はずしたくないのですが・・・・。
このところ、グズグズしたお天気ですね。
女性、子供、親子のしぐさを撮らせたらピカ一の credenzaさん
のお写真・・・あまり期待せずに末永くお待ちしておりますよ。
Commented by tamayam2 at 2009-06-17 19:35
◆ kanmyougamaさん、
上高地には、まだコナシ、ウワズミザクラが咲いていました。
河童橋から大正池のほうへ歩いたことがなかったのですが、
上流とはまた違った植物がいくつか見られ、楽しかったです。
澄み切った水の中に岩魚が見えました。釣り人に狙われること
もないから、魚ものんびりしていましたよ。ふふふ
Commented by Yozakura at 2009-06-20 17:57 x
tamayam2様
 何時も美麗な写真にて、自然美のお裾分け、有難う御座います。
 しかし、本日号には、事実誤認がありましたので、余計なお世話ながら、此処に報告します。

> 山の稜線に残った雪が-----

 稜線とは、山の峰から峰を結ぶ「尾根伝いの山なみ」であります。掲示された写真を仔細に観察しても、「稜線に残雪」はありません。

 同写真にて表示されています「残雪」は、
(1) 尾根と尾根の間にある渓谷の窪地に残り、或いは、
(2) 氷河で削り取られた圏谷(カール)に溜まっております。

 従って、実に勝手ながら、上記のTamayam2さんの誤表現を訂正しますと、

×:山の稜線に残った雪が-----
◎:(山の)稜線に挟まれた渓谷に残った雪が-----

となります。
 勝手な訂正、どうも失礼しました。お元気で。
Commented by tamayam2 at 2013-10-21 16:11
♡ Yozakura さん、
せっかくのコメントをいただきながら、私め、見落としており
大変失礼をいたしました。きょうは、2013年10月21日です。
稜線の言葉の意味の取り違え、しっかり直します。
ありがとうございました。感謝して、どうかまたこちらで、
お目にかかりましょう、
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