カエル

啓蟄(けいちつ)というのは、地面が暖まって、いろいろな
生き物が穴から出てくることですって。今日は、終日冷たい雨
が降っており、春の気配など微塵も感じられない一日でした。

私は、生きとし生けるもの何でも関心があり、カエルの写真も
何枚も撮っているのですが、友人の中には、
「カエルは、全然だめ、だめ、だめ・・・やめて!」
と騒ぐ者もおり、公開するのを遠慮しておりました。
啓蟄の今日なら、まあ許していただけましょうか。
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井の頭公園で見た、巨大なウシガエル。体長約30cm!
(アカガエル科 Rana catesbeiana)
水槽の中で飼われていました。このような食用ガエルが大正
年間にアメリカ、ニューオリンズから輸入されたそうです。
それが、今では特殊外来生物として、危険視されているようです。

本当に身勝手なものよ、人間は!

「外国から持ち帰ったオタマジャクシを田んぼや川に捨てることは
禁じられています」というような張り紙を水族館内で見ました。
いくらなんだってこんなカエルを食べたいと思う人がいたの
でしょうか、信じられぬことです。
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英語名に、東京という字が見えるトウキョウダルマガエル ↑
日本の固有種。(Rana porasa porasa)

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アカガエルは、文字通り赤い色をしている。 ↑
(Rana japonica)

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アオガエルの一種だろう。体長2-3cm。

日本では、カエルは、ぬれていて、テラ~ッと光っているから
女性に気味悪がられているようだが、西洋では、別のイメージが
あるらしく、けっこうかわいがられている。

カエルのアクセサリーを服につけている女性も珍しくないし、
浴室や花壇のそばにカエルの人形などを並べて楽しんでいる人
もいる。

金の冠をかぶっている王様のようなカエル人形があるが、あれは
グリム童話の影響かもしれない。
カエルはちょっと頭のよい動物というプラス・イメージがある
ようだ。

人が気味悪いと思おうが、かわいいと思おうが、賢いと思おうが
それはまあ、好みの問題だから良いとして・・・おいしそうだと
人に思われたら、生物にとっては悲劇ですね。
by tamayam2 | 2009-03-06 22:22 | 日々のできごと
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