一月が去り、ニ月になりました。
正月の縁起もの、マンリョウ(万両)、センリョウ(千両) の下にカラタチバナ(百両)があって、 更にその下が、ヤブコウジ(十両 Ardisia japonica)だと いうことをご存知でしたか? やはり、万両が十両よりは、価値が高いのでしょう。 写真下:百両のカラタチバナ 昨年12月 後楽園 江戸時代の金子(きんす)の価値については、よくわかりませんが、 日銀貨幣博物館によると、一両は、幕末で3~4千円にも相当する そうです。十両なら、3~4万円です。 江戸時代の大店の旦那衆は、盆栽に夢中になって、 金に糸目をつけず、こういう赤い実のなる株を買い漁ったらしい。 さて、近ごろ東京駅の前の新丸ビルのわきを通ったら、ビルの 外壁を覆うような植物の壁ができていて、アイヴィー(ツタ) がからまっていた。どこにでも逞しく繁茂するアイヴィーは、 理解できるけど、その下部に植わっていたのが、 葉色の涼やかな(私のみるところ園芸用に改良された) ヤブコウジ(?)のような植物。 え? と思って写真を撮ったのだが、実も美しかったし、 部分的にピンク色に紅葉している葉がきれいだった。 こんな野草を、東京駅のドまん前で見るとは!ちょっとした驚き。 新丸ビルには、外装に光触媒加工の壁を使って、汚れにくく したり、光触媒の技術を応用して清潔な水を壁面に循環させ、 垂直の花壇をつくろうと試みているようだ。植物で 厳しい夏の暑さを緩和しようというのでしょうね。 十両と呼ばれるヤブコウジは、もともと日本固有種だし、 (学名の中に japonica って書いてある) 冬でもちゃんと野外で自生しているのだから、目の付け所が よいなあ。 日本の固有種の強健さをどんどん活用したらいいですね。
by tamayam2
| 2009-02-01 15:53
| 日々のできごと
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