レオナード・フジタ展

blog仲間のcredenzaさんが、ベルギーに駐在されていたころ、
フランスのランスにある藤田 嗣治(ふじた つぐはる)
フジタ礼拝堂のことを書いておられた。

フジタの絵は好きだが、宗教的なフレスコ画やステンドグラスの作品
について知らなかったので、機会があれば訪れたいと思っていた。
ランス(Reims)はフランスの東北部に位置し、ブラッセルからでも
ケルンからでも日帰りで行けぬ距離ではなかった。
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その希望がはたせぬまま帰国したのだが、最近、上野で
レオナール・フジタ展が開かれていることを知って、さっそく出かけて
みた。
この展覧会については、こちらがくわしい。

初期の作品から、最晩年の作品まで非常に充実した展示だった。
来年1月18日まで公開しているようなので、関心がおありの
方はどうぞお出かけください。

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展示は、第1章から第4章まで分かれているが、3章と4章が
フジタの晩年の住まいと礼拝堂に関する本邦初公開の展示に
なっている。オーディオ・ガイドでは、フジタの80歳のときの
肉声が聞けた。お声が凛としていて、彼の思いがよく伝わって
きた。人は、最晩年には、かなうことなら、愛する人、愛するもの
に囲まれて、静かな環境で自分のしたいことだけをして過ごしたい
のだろう。その愛するものが一杯つまった室内の様子や、
そこで生活した人の思いが、お手製の作品からうかがえた。

ランスの礼拝堂は11月から5月までは休館だそうだ。それ以外の
ときにフランスに行く機会があれば、ぜひ訪れたい。
やはり、その礼拝堂の中に坐って、フジタの生涯に思いを馳せたい
ものだと思う。

写真:上野公園で 10月10日 サンゴジュ(スイカズラ科)
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by tamayam2 | 2008-11-22 13:04 | 日々のできごと | Comments(4)
Commented by credenza at 2008-11-23 23:58
リンクありがとうございました。
早速お出かけになられたのですね。1月までやっているようなので、是非出かけたいと思います。滅多にオーディオガイドは借りないのですが、肉声が聞けるなら、忘れずに借りようと思います。教えていただきありがとうございます。
Commented by tamayam2 at 2008-11-24 12:40
◆credenzaさん、
こちらこそ、ありがとうございました。私も日本でオーディオガイドは
借りたことがないのですが、係りの人に熱心な勧めにより、借りて
ガイドに沿って歩きました。一人の芸術家のいろいろな試行錯誤の
過程を解説してもらえて悪くなかったです。
Commented by suzukishuhoku at 2008-11-24 13:59 x
今日は
 ”みちのくの山野草”ご覧頂きありがとうございました。
 角館などにいらっしゃったとのこと、ブログも拝見させた頂きました。さすが角館の紅葉と黄葉は見事だと羨ましく思いました。
 仰ってるとおり、角館の花見にもどうぞお越し下さい、桧木内川のソメイヨシノの花のトンネル、武家屋敷の枝垂れ桜もなかなかですので。そしてその序でに、角館の隣り町の八津・鎌足のカタクリ群生地にもぜひお越し下さい。多分日本一だと思います。 
 また、岩手の山(別けても早池峰山)にもどうぞいらして下さい。
Commented by tamayam2 at 2008-11-25 00:17
◆ suzukishuhoku さん、こんばんは。
私、秋田県、岩手県について本当に何にもしらず、幼稚な質問を
してしまいましたね。お宅のBlogのおかげで、山歩きはできない
までも、植物を見に出かけたい、出かけたいという夢が膨らみました。
ありがとうございます。
次のエントリーに書いたのですが、『ひとつとなりの山』という本に
魅せられたこともあります。ハイキングのために、冬のうちに体を
鍛えておかなくてはと考えています。すぐへばる弱虫ですから・・・。
今後ともいろいろご教示くださいね。
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